四文法の知恵

人類は、古くから四文法によって事象を把握する知恵を持っていました。春夏秋冬、東西南北、そして起承転結を意識することで、自然や方向性を認識し、もの事の流れを整理してきたのです。人生100年と言われます。古代インドでは人間として成長する「学生期」、結婚し家族や社会への役立ちに働く「家住期」、社会的勤めを終えて瞑想し自分の内面と向き合う「林住期」、そして人生の終盤に向けて準備する「遊行期」の四文法によって生き様を見つめてきました。人生の長短や為し得たことに個人差はあれ、古の知恵は尊いものに思えます。